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薄いのに?薄くない! 技術書典5 で Django の薄い本の第二弾『現場で使える Django の教科書《実践編》』を頒布します

akiyoko です。

10/8 の「技術書典5」で、二作目の技術同人誌 『現場で使える Django の教科書《実践編》』を頒布 します。先週末にすでに入稿完了したので、あとは当日を待つのみです。




【2018/10/11 追記】
技術書典5に来れなかった方のために、オンラインショップの「BOOTH」にて紙の本を販売開始しました。これ以上の増刷や電子版の販売は現在のところ予定しておりませんので、この機会にぜひどうぞ。

booth.pm


《実践編》はどんな内容?

全176ページまるまる Django 本です。
Python についての解説は一切ありません。

前回の技術書典4で出した『現場で使える基礎 Django』(*1)の続編にあたりますが、続編といっても Django の基本的な知識を有する方であれば理解できる 内容の本になっていますのでご安心を。

前作同様、現場で使える知識を中心に、さらに実践的な内容に踏み込んでいます。
たとえば、

  • 認証まわりの機能についての総まとめ+ソーシャル連携認証の仕組みから導入まで
  • ファイルアップロードについての完全解説
  • ユニットテストの仕組みから効率良く書く方法まで
  • クラウド環境に Django サイトをデプロイする手順をイチから分かりやすく
  • 本番公開時のセキュリティについて(チェックシート付き)
  • Django サイトの高速化についての TIPS

などを盛り込んでいます。
詳しくは後述の目次をご参照ください。

いわば全編がベストプラクティスで、現場のノウハウをこれでもかと詰め込んでいます。 前作にも勝るとも劣らない、著者渾身の一作です。


なお、本書の読者としては、

  • Django をもっと知りたい方
  • 仕事の現場で本格的に Django を使いたい方
  • 前作《基礎編》を読み終えた方

を想定しています。
特に、前作《基礎編》を読み終えた方には絶対オススメです。なぜなら「基礎のちょっと先」に手を出そうと考えている人向けの本になっているからです。詳しくは後で説明します。


表紙

表紙はちょっと大人っぽいシックなカラーに仕上がっています。今回は 橋本 OSO 鉄也さんというプロの方にデザインしていただきました。前回の緑の表紙は私がお絵描きしたものだったので、ガラッと様変わりしていてパット見、同じ著者のものとは気付かない方もいるんじゃないかなと思います。

Django の語源にもなっている ジャンゴ・ラインハルトセルマーギター や「現場」のコンクリート感など、コダワリ満載です。すごくお気に入りです。



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技術書典の帰り、あるいは通勤通学の電車・バスの中で広げてもまわりがザワザワしない表紙になっています。


目次

気になる目次は、



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第1章: はじめに
第2章: 開発のヒント(認証まわりをサクッと実装)
第3章: 開発のヒント(Bootstrap 4 対応)
第4章: 開発のヒント(Ajax 対応と JSON レスポンス)
第5章: 開発のヒント(ファイルアップロード)
第6章: ユニットテスト
第7章: デプロイ
第8章: セキュリティの TIPS
第9章: 高速化のための TIPS
付録A:メール送信の設定
付録B:Let’s Encrypt で SSL/TLS 証明書発⾏


となっています。

表紙を除いた 本文は全 176 ページ(目次・あとがき含む)です。
文字数は16万字ほどあります(400字詰め原稿用紙 400枚!)。


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本の厚さは(1円玉より大きい)11 mm 超もあります。全然薄くありません。そしてただ厚いだけでなく、内容も非常に濃いです。執筆は想像を絶するほど大変でした。9月はマジ死にました。。



読みどころ

もちろん全編が読みどころなのですが、中でも特に一番の読みどころは「第7章: デプロイ」で、44ページというちょっとした同人誌一冊分 の紙面を使って、クラウド環境への Django プロジェクトのデプロイ手順を一から完全解説しています。そろそろ Heroku を卒業して、自由度の高いサーバに Django をデプロイしてみたいという人には打ってつけの内容になっているでしょう。
OS は Ubuntu 18.04、ソフトウェアは現状の最新のもの(systemd+Nginx+Gunicorn+MySQL 8.0 or PostgreSQL 10.5)を使用。公開鍵を作るという最初の一歩から(*2)最後は Let's Encrypt で常時SSL 化するところまで、一気通貫で説明しています。世の中で一番詳しい Django のデプロイ解説書 にもなっているはずです。


「第2章: 開発のヒント(認証まわりをサクッと実装)」も、Django アプリの第一歩として非常に良いリファレンス(参考資料)になると思います。ちょっとした応用編として、ソーシャル連携認証を簡単に実装する方法について、「OAuth って何?」というレベルの方にも分かりやすいようその仕組みから解説 しています。


「第8章: セキュリティの TIPS」や「第9章: 高速化のための TIPS」もぜひ読んでいただきたい章です。いざ本番リリースするという段になって、「このまま公開してセキュリティ的に大丈夫なんだろうか?」「何だか遅いように感じるけど何でだろう?」 と途方に暮れたことはありませんか? そんな現場のお悩みを解消するヒントをここに書きました。


そのほか読みどころはいろいろあるのですが、もう全部読んでくださいとしか言えません。もし目次の内容で気になるものがあれば、ぜひ買って読んでみてください。中身については絶対の自信があります。知りたかったことが見つかったり、新しい発見があったりするはずです。


《実践編》を書いた理由は?

前作《基礎編》を書いた理由は Django 開発の現場で「Django の日本語の書籍が少ない」とずっと感じていたからでした。そして技術書典4で同人誌を出し、予想をはるかに超える反響をいただきました。想像以上に現場で Django が使われているという実感を持った一方で、「それだったらもっと実践的な内容の本も必要じゃないのか?」と感じたのが今回の本を書いたきっかけです。

当初は《実践編》ではなく《応用編》としてもう少し難しい内容の本を書こうと考えていました。しかしそんなとき、匿名の方からいただいた「《基礎編》やチュートリアルの次は具体的に何をすればいいの?」という質問が目に留まりました。そういった 初級者から一歩踏み出すための教材がまだ全然ないという現状にハッと気付き、だったら「基礎のちょっと先」の本を書いてそれに応えようと考えた のでした。

「次の本」の構想はあったものの、今回の《実践編》を実際に書き始めたのは 8月に入ってからです。そして 8月の半ば頃まではほとんど 《基礎編》の Kindle版 を出すための作業をしていたので、執筆期間は実質1ヶ月半くらいでしょうか。書き始めた頃はまさかこんなページ数になろうとは考えもしませんでした。9月は特に酷くて、毎日のように朝までボロボロになるまで書き続けていました(昼間は Django じゃない仕事があって何もできないので・・)。


頒布本情報

当日のお品書きを作りました。
お釣りがなるべく出ないように考慮した「会場特別価格」です。

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《実践編》は B5サイズ、176ページ。
技術書典5での会場特別価格 1,500円です。

前回の技術書典では新作が3時間で完売したので、今回はドンと倍プッシュしてみました(部数はヒミツ)。当日、来場者の行列を見て「これは買えないな」と思った方でも、もしかしたら買えるかもしれませんよ。


あと、既刊の《基礎編》も多少持っていきます。

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こちらは先に少し言及したように、Kindle で電子版とペーパーバック(紙)版が絶賛販売中です。ありがたいことに好評をいただいているようです。

◆ Kindle(電子版)

現場で使える Django の教科書《基礎編》

現場で使える Django の教科書《基礎編》

◆ Kindle(ペーパーバック版)

現場で使える Django の教科書《基礎編》

現場で使える Django の教科書《基礎編》



頒布場所は「か06」の「あきよこブログ」です。
見本誌を置いてますので、立ち読みだけでもお気軽にどうぞ。

techbookfest.org

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池袋サンシャインシティ2F、10/8(祝・月) 11時オープンです。
午前中は混雑すると思いますのでご注意を。



「Django 島」について

そして、全国の Django 好きの皆さんに朗報!!
何と今回の技術書典5では、Django の薄い本(技術同人誌)が7冊(新刊5冊・既刊2冊)出る予定 です。皆さん、10/8(祝・月)は池袋に集合やで~!!


*1:8月より、その改訂版の『現場で使える Django の教科書《基礎編》』を Kindle で販売中です。

*2:もっと言うとその前のデプロイ先の選定や Webサーバとアプリケーションサーバの違いの説明から