タイトル
【Jason Danielson氏登壇決定!】第3回CodeIQ感謝祭「春のエンジニアまつり」 #codeiq39 : ATND (2016.3.5)
主催
会場
東京都千代田区丸の内1-9-2 グラントウキョウサウスタワー41F
「CodeIQ春のエンジニアまつり」、大盛況の内に終了しました!
— CodeIQ [コードアイキュー] (@codeiq) March 7, 2016
参加された皆さん、ありがとうございます。楽しんでいただけたでしょうか。そして登壇者さん・スポンサーさんをはじめ関わったすべての方に感謝です! #codeiq39 pic.twitter.com/frqnj3g5oQ
少し前に参加した勉強会。
特定の技術にフォーカスしたものではなく、エンジニアのキャリアについてのトピックが多かったように思います。
あと、芸人の厚切りジェイソンこと Jason Danielson 氏が登壇するということもあって、夕方頃から急に参加者が増えて満員状態になりました。
すごい人気ですね。
今回は、LTを除いたセッションで気になったことをメモ書き。
情報共有から始めるチーム開発とキャリア戦略
及川卓也氏
及川氏と言えば、昨年、米Google から日本のスタートアップの Qiita に転職して話題になりましたね。
グーグルでChrome開発に関わった及川卓也氏が「Qiita」開発元Incrementsの14人目の社員に | TechCrunch Japan
- SECI(セキ)モデル
- 共同化(暗黙知→暗黙知)いわゆる「俺の背中から学べ!」モデル
- 表出化(暗黙知→形式知)
- 連結化(形式知→形式知)
- 内面化(形式知→暗黙知)
- 共有を阻害するもの
- 情報漏洩リスクへの不安
- 共有することへの理解・共感不足
- システム・ルール、そして文化情勢で解決?
- Google では "Share Everything You Can"
- Google Resume
- Weekly Snipets
- Codebase (Repository)
- フロー型(リアルタイム型)か、ストック型(非同期型)か?
- Slack はただのチャットではない
- パーマリンク
- チャンネルを自由に増やせる
- DM
- リアクション
- 検索機能
- Slack は、リアルタイム型・非同期型、対面型・分散型のいずれにも当てはまるのでは?
- Slack はフロー情報、Qiita Team はストック情報・・では無い?
- Slack はただのチャットではない
- メンタルモデルをネットワーク型にする必要がある
SECI(セキ)モデルを理解するには、この本がオススメとのこと。
アジャイル開発とスクラム 顧客・技術・経営をつなぐ協調的ソフトウェア開発マネジメント
- 作者: 平鍋健児,野中郁次郎
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2013/06/20
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
皆さん、はじめまして 株式会社メディアドゥです
森川晃氏
- 著作物のデジタル流通を担う電子書籍取次
- 著作物は「文化の発展に寄与」(著作権法第一条)
(目的)
第一条 この法律は、著作物並びに実演、レコード、放送及び有線放送に関し著作者の権利及びこれに隣接する権利を定め、これらの文化的所産の公正な利用に留意しつつ、著作者等の権利の保護を図り、もつて文化の発展に寄与することを目的とする。
- どの本が売れているか、などのデータも武器になる
- 電子書籍事業を始めるための4要素が揃っている唯一の企業
- データベース、CMS、ビューア、コンテンツ
- データベースは、Oracle Exadata X5
- 約1.6億ダウンロード/月、約3ペタバイト配信/月
- LINEマンガ、dブックでも導入
澤円の“リアル”プレゼン塾
澤円氏(マイクロソフトテクノロジーセンター)
【参考】
- プレゼン三層構造
- ビジョン = Why:何のためのプレゼンか?
- 核 = What:何を伝えるプレゼンか?
- 話術 = How:どうやって?
- ビジョンと核が重要
- ビジョン
- ビジョンは究極の理想の形。変更不可
- 「プレゼン終了後、聴衆にどうなってほしいか?」を決める
- プレゼンは相手に行動させるためにするべし
- プレゼンには「未来」を描け!
- ただの報告はメールで十分。時間と空間の共有は貴重
- 核
- 聴衆がプレゼンの後で他の人にワンセンテンスで内容を説明できるもの
- 聴衆がプレゼンの後で他の人にどうしても教えたくなってしまうもの
- シンプルであること
- アクションの明確化を。誰が、何を、いつまでに
- スライド作成のコツ
- スライド1枚にテーマ(問題提起)1つ、説明3行
- 話術のコツ
- 口ぐせ、よく使う言い回しを気にする余裕を持つ
- 視線の練習。電車に乗っている人たちの顔を短時間ずつ均等に眺めてみる
- 背中で語らない
- 笑顔。への字口は絶対ダメ
- 話す速度よりもゆっくりと歩く(動く)と堂々と見せることができる
- 手の動きは重要
澤円氏の本。
外資系エリートのシンプルな伝え方 仕事が5倍加速するコミュニケーションの技術 (中経出版)
- 作者: 澤円
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 中経出版
- 発売日: 2014/12/12
- メディア: Kindle版
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パネルディスカッション
Jason Danielson氏、及川卓也氏、澤円氏、増井雄一郎氏、星野俊介氏
右横のホワイトボード気になる👀#codeiq39 pic.twitter.com/6tsV2XVMEb
— kanako dian gozzz (@kanapon_i) March 5, 2016
- ワークスタイルの違い
- 大手は定時・残業という概念がない
- ベンチャーは赤字なので頑張らないと自分も儲からない
- 時間の感覚が違う。日本は「開始」時間に厳しい
- 日本のナレッジワーカーの効率が計測できていないので、精神論になってしまっている
- マネージャーの能力がイケてない。部下が目の前にいないと不安になる
- 日本のクビに出来ないカルチャーがよくない。年功序列評価の影響
- アメリカでクビになるのは、能力が低くてパフォーマンスが出ない人、あるいは部署自体がなくなる場合
- 成長していかないとダメ。成長できない人が職場にのさばっていると組織が腐ってしまう
- アメリカではボトム 5%が常にクビ候補
- キャリアの違い
- 日本人は給料の交渉をしないから給料が低い
- ジョブ・ディスクリプションによって給料がほぼ決まっている
- アメリカでは何歳でもコードを書けるが、マネージャになると責任が重くなるので給料が高くなるし、解雇リスクも高くなる
- コードで人を評価するのは難しい。評価メトリクスを言語化するのは難しいので、それができる組織が限られる
- 下支えのためのコードが評価されない傾向
- 日本はソフトウェアを舐めすぎている?
- 外資や海外で働くために一番必要なのはコミュニケーション
- やりたいことを言語化すること
- 最初の一歩をオープンソースのパッチから始めるのがよいかも
- ポジティブな話
- 厳しい世界に出ると自分を伸ばせる
- 日本はぬるま湯、世界にはチャンスや成長の機会がたくさんある
- ビジネスは、時間や言語のギャップを利用したものが多い
- とにかく何でもいいからグローバルに接点をもってアウトプットをしていくこと
- やりたいことは自分で決めてやればいい。諦めなければいずれ成功できる
考える力
Jason Danielson氏(株式会社テラスカイ)
- 勉強のための勉強はつまらない
- やりたいことをずっと長い間やることで、やろうとしていることができるようになる
- 若い頃から出世がしたかったが、ある頃から仕事だけじゃないと感じるようになった
- IT業界のスピードがすごい。30年でここまで変化があるのは、IT業界だけ
- 変化させるのに何十年かかる古臭い企業の考え方は、IT企業には合わない
- ソフトウェアを5年かけて開発すると、市場が全然違ってしまっている
- 日本の企業は時間を掛けすぎている
- i-modeはそれにどれだけの価値があるのかを作った人たちが分かってなかったが、Appleは違った
- 情報はまず英語で入ってくる
- 英語ができるとそれだけで情報量が違う
- 人生は仕事だけじゃない
- ITと全く関係ないこともやった方がいい。新しいことをやってみてほしい
- やっていることを考えてほしい。「やれと言われているので」はダメ
- 理由がわかるまではやらない方がマシ
- 新機能作ったら使われるんですか?どういう価値があるんですか?どれだけ売れるんですか?
- 価値を出そう
- 実際の価値は、問題を解決しているかどうか
芸人「厚切りジェイソン」のまじめな啓発本。Twitter 界隈では有名。
- 作者: 厚切りジェイソン
- 出版社/メーカー: ぴあ
- 発売日: 2015/11/05
- メディア: 単行本
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