海外のスタートアップ系アプリ界隈では大注目の「MBaaS」に関する勉強会でした。
会場は、森タワー30Fの Google 本社にて。
「Google App Engine を使った スマホアプリサーバーサイド開発 無料セミナー第二弾 「Mobile Backend Starter入門」」(2013.12.2)
後半、ワークショップっぽい感じでガンガン進んで行ったのですが、Android開発に慣れてないのであんまり着いていけませんでした。。
Googleスケール・スピードで実現するアプリケーション基礎
福田 潔氏(Google Japan Inc.)
- Googleの収入はほとんど広告
- 企業向けの部署に在籍。Google Cloud Platformを扱っている
- Googleのデータセンターは日本には無いが遅くない。ネットワークを自前で持ってるから(海底ケーブル?)
- GAEではほとんどアメリカのDCで動く
- コンピューティング、ストレージ、アプリケーションサービスの3つに分かれてる
- コンピューティング
- Compute Engineは Amazon EC2同等のもの、App Engineは PaaSを提供。
- ストレージ
- アプリケーションサービス
- BigQuery, Cloud Endpointsなど
- Webアプリケーション基盤
- 無償から始められる
- 開発ツールはなるべくオープンなものを使うという思想がある
- Maven, jenkins, Eclipse, ...
- 高速オンメモリでデータを取りたいときは、Memcache
- XMPPはチャットのプロトコル、Task Queueはキュー処理、Blobstoreは画像などのデータを置くところ(最近は一般的にCloud Strageを使う)
- クラウドエンドポイントをベースにした、Mobile Backend Starter
- サーバサイドの開発を考えなくて済むように。インフラの管理をGoogleに任せられるのが大きなメリット→開発にフォーカス
- リクエストに応じて自動的にスケールアウト(しにくくするかどうかも調整可能)。使った分だけ課金
- AKB総選挙で23k/sのリクエストを捌いた実績あり
- Snapchat(海外で大人気のアプリ)では、1日に3億枚の写真を送信。数秒間だけ写真を共有できるアプリ
- Songpop(クイズドレミファドン)では、一日18TBのデータを送信
- Eurovision, AngryBirds, 日本ではアプリボットのアプリなど
Mobile Backend Starterの紹介
高橋 良輔氏(RainbowApps)
資料: https://www.dropbox.com/s/k4ofyr47te6veel/Mobile%20Backend%20Starterの紹介.pdf
資料: https://sites.google.com/a/image-pit.com/gae/mobile-backend-starter
- Mobile Backend Starterは、Google Cloud Platformを手軽に連携するためのサンプルアプリ
- デプロイすれば、すぐ使える。バックエンドは5分ほどで構築可能
- iOS, Androidに対応
- Googleアカウント認証機能、push通知機能、メッセンジャー機能も簡単に実装できる
サンプルアプリ作成デモ
- Googleプラグインは、入れてない人がいるかも
- iOSでpush通知を使うためには、iOS Developer Programに入ることが必要
- https://cloud.google.com/?hl=ja から「今すぐ試す」
- プロジェクトIDは、世界中でユニークにしないといけない
- 「Deploy」(日本語版だと「展開」)を押すだけ。数分でバックエンドが構築される
Android向け
- Android SDK Toolsは最新版(Android 4.4)を入れないとエラーが出て使えないので注意
- Google Play servicesも忘れずにチェック
- ちなみに、プロジェクトをワークスペースに入れるときは、copyした方がよい
質疑応答は、push通信の課金についての質問が多かったように感じました。