昨日は、API 勉強会の第2回でした。
1回目には参加していなかったので、今回初参加です。
虎ノ門のとても広い会場だったのですが、立ち見も出るほどの盛況ぶりでした。
タイトル
API Meetup Tokyo #2 (2014.8.29)
主催
APIGEE, CTC 有志メンバ
① クラウドサービスのAPIとそのユースケース
伊藤 直也氏 (@naoya_ito) (KAIZEN platform Inc.)
- 見てきた領域は、B2Cだけ。
- 昔
- 2002年当時、XML Webサービスがバズってた(今でいうところの Web API)
- 旅行予約=ホテル+航空会社+個人決済 など、いわば SOA の先駆け?
- Blogの背後には、軽量なWebサービス(RSS, Atom, weblogUpdates.ping, XML-RPC)がたくさん使われていた
- 2004〜2005年あたり、Web 2.0 がバズワードに
- ロジックではなく、データを公開するという方向へ
- REST
- Ajaxの登場により、バックエンドがAPI化する動きが出始める
- 2006〜2008年?くらいに、「(XML) Webサービス」が「Web API」と呼ばれるように
- 「Stevey's Google Platforms Rant」めっちゃ面白いから是非読んでみて。ググれば日本語も
- Programmable、且つ「需要」が先にあった
- 例
- 昨今の「* as a Service」は HTTP を介して APIサービスを提供している
- 「* as a Service」を駆使して業務を構築する(イマココ)
- 「本質でないところは他人にまかせるのが当然に」「プラットフォームが必ずAPIを提供」
- インフラ構成の継続的デリバリーにAPIサービスを組み合わせて使う
- ほかにも、
- 今や、自動化したいときには、クラウドサービスを探すところから始めるようになった
- 注目しているサービス
- 1) microservices
- Martin Fowlerも言及
- 適当な役割でくくりだして、Web API等で疎結合に繋げる
- 大きくなり過ぎたサービスはメンテナビリティが落ちる
- 2) Immutable Infrastructure
② 番組表API - 放送通信連携とAPIのこれから (20:05〜20:55)
中川 俊夫氏 (NHK 放送技術研究所)
- 放送技術を知らないネットサービス技術屋さん
- NHK オンライン
- 1995年から開設
- 動画・画像・音声素材
- クリエイティブ・ライブラリー
- NHK番組表API(2014/1〜)
- http://api-portal.nhk.or.jp
- BBC(英)ではオントロジー、LODなどのセマンティックウェブへの先進的な取り組みも
- ESPN(米)では8月に Public API提供を停止(パートナーのみ)
- 日テレも
- 当日と翌日の二日分しか提供していない。。
- EPG(電子番組ガイド)
- アプリ・サービスの開発者/提供者向け(無償)
- 登録制/API KEYの配布
- REST形式で、戻り値は JSON
- 4つのAPI
- システム上の一日の始まり・終わりの定義は、チャンネルによって違う!!
- 制限事項もある
- API KEYごとの一日のアクセス制限がある
- データの保存はグレー
- ロゴ画像は勝手に使わないで
- Titanium Mobile での実装例も
- YouTube, T
- SmartTV
- 日本標準規格のハイブリッドキャスト(2013〜)
- http://www.nhk.or.jp/hybridcast/online/
- コンテンツ・サービスはインターネットが前提。HTML5 (+JavaScript)
- O2O(Online to Offline) に放送も加わりたい
- O2O2O(Onair to Online to Offline)
- 今後
- PCから、スマホへ、そしてマルチデバイスへ
- Webから、アプリへ
- 一方向メディアから、ソーシャルへ
- 検索から、キュレーションへ
- 直感によるサービスから、データマーケティングへ
- 囲い込みから、サービス連携・オープンデータへ
- ハミテレ
- 民放とNHKによる連携
- 面白いのは、自前でなくメディア記事からキュレーションしているところ
- ハッカソン