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「第7回 Apache Cordova勉強会」に参加しました

会場

東京都港区港南 2-16-3 品川グランドセントラルタワー
日本マイクロソフト セミナールーム(31階 C+Dセミナールーム)


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以前は月イチで開催されていた Apache Cordova勉強会でしたが、今回はマイクロソフト本社 Visual Studio Tools for Apache Cordova チームの Ryan氏の来日に合わせ、久々の開催となりました。

なお、Visual Studio Tools for Apache Cordova はその名の通り、Apache Cordova の開発をサポートしています。

codezine.jp


 

セッション1:Tools for Apache Cordova

発表者:Ryan Salva 氏(マイクロソフト本社 Visual Studio Client Tools for Apache Cordova シニア・プログラム・マネージャー)
@ryanjsalva


  • モバイルアプリ開発の調査結果
  • Consumer App(BtoCアプリ)は、すでにレイトマジョリティ化している
  • Business App は、ちょうど今アーリーマジョリティのところに来ている
    • 開発コストが重要
    • CEOはコスト、アーキテクトや開発リーダー(Dev. Leads)はクロスプラットフォーム、採用担当者はネイティブ開発者の枯渇が問題になっている
  • よくある例
    • まず、Step1: パイロットアプリを作る
    • Step2: In-house(企業内で開発)
    • Step3: 複数プラットフォームの対応が必要になってくる
      • この頃から、コードの共有が重要になってくる
    • 最後のところが、DevOps
  • Gartner の Magic Quadrant
    • 個人的には懐疑的??
    • 20企業のうち、9社がハイブリットアプリケーション(Cordova から派生)を活用している
  • Vision Mobile Analysis でも、2位の Xamarin の2倍以上使われている
  • WeChat, Instagram, Uber, ... もハイブリットアプリケーション
  • Cordova に満足している人ばかりではない。例えば、ドキュメントに不満があったり、プラグイン、バージョンの後方互換性とか
  • Google, Adobe, Microsoft, IBM, SalesForce, Telerik, SAP, ionic, Monaca などがエコシステムに貢献している
    • 現状、Google, Adobe(iOS), Microsoft がそれぞれしっかり貢献してくれている
    • 5年先10年先の将来が保証されていると捉えることもできる
  • ダウンロード数も、この2年で2倍に
    • この伸びは、エンタープライズマーケットで伸びていることがわかっている
  • Vision Mobile Analysis で、3年間で使用率も2倍
    • コンシューマ向けはすでに飽和しているので、BtoCに強い Xamarin は伸びが鈍っている
  • Cordovaのバージョンは、多くの人が最新バージョン5を使っている
    • バグなどが修正されているので、新しいバージョンを推奨する
  • App Storeの ★ をチェックして、どのツールが使われているかを調査した
    • 左側のツールは、メモリの利用量が高く、右側のものは GPUを使ったりしてモバイルフレンドリーになっている
    • 重要なポイントは、できるだけ新しい(モバイル向け)フレームワークを採用してほしい
  • Cordova Roadmap
    • Documentation and on-boarding
    • Driving quality into the plugin ecosystem
    • バージョンを統合した仕組み(Unified versioning to assist with stability)
    • Support for Immerging Native APIs
  • WebViewを使っているのが左側、使っていないがJavaScriptを使っているのが右側
    • ReactNative はまだ出始めたばっかり
  • 実際には JavaScriptはモバイルアプリケーション開発でも支配的になってきている
  • トレンドとしては、テクノロジーが内側に寄ってくるのでは



 

セッション2: エンタープライズ モバイルアプリにおけるハイブリッドアプリ開発

発表者:中居 郁(かおる)氏(株式会社ジェーエムエーシステムズ)


  • ここ1年2年で、スマートデバイスが現場に活用されてきている
    • ひとつの理由に、セキュリティ懸念 < ビジネス競争力
  • クロスプラットフォーム開発基盤に求めること
    • マルチデバイス対応
    • OSのバージョンアップ対応
    • サポートの充実


 

セッション3: Cordovaで作る!センサと超小型BLEモジュールを用いた簡単IoTアプリ開発

発表者:伊藤 輝 氏(慶應義塾大学 増井研究室)