クリスマスセール?で、Kindle版が安くなっていたので読んでみました。
- 作者: 岡田斗司夫,小飼弾
- 出版社/メーカー: ビンワード
- 発売日: 2013/08/04
- メディア: Kindle版
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昔、小飼 弾氏の歯に衣着せぬ弾言に傾倒していた時期があって、まさに「弾言」とか読んでたのを思い出したんですが、もう5年前になるんですね。(「弾言」は Kindle版だと今100円か。安いなぁ)
この本は、岡田氏本人も言っているように、異論反論はあると思います。内容が突飛すぎるというか。しかしながら、現状分析は確かで、
- オタクは金を使わない。若いオタクに関しては、コンテンツにお金を使う奴はバカ、負け犬という感覚
- 今、ネットで「神」と呼ばれるのは、自腹で買ったコンテンツをネットにアップロードしてくれる人
- 若い世代でも、形のあるモノに対してはカネを払わないといけないという気持ちは強い
- コンテンツはカネを払うものではないということが、みんなにばれてしまった(から、コンテンツそれ自体で食べていくのはどんどん難しくなっている)
- 若い人にとっては、欲求を持つのはダサいことだという感覚がある。自分の欲望を人に知られること、イコール、自分の弱点を人に見透かされること
- 人にカネを出して買ってもらえるレベルが格段に上がっている。普通の人が、普通のことをして収入を得られるビジネスモデルはもう成立しなくなっている
など、なるほどなぁと納得してしまいます。
他にも、ベーシック・インカムや相続税100%の話があるのですが、正直肌に合わなかったので「へー。そういう考えもあるんだね」という感じで。
あと、おまけの Twitter対談はぶっちゃけ読みにくかったです。
今だと100円か。BOOK OFF 感覚で買えるなぁ。
- 作者: 小飼弾,山路達也
- 出版社/メーカー: ビンワード
- 発売日: 2013/04/21
- メディア: Kindle版
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