会社の人から勧められた本。
保健医療を題材にした統計学の本ですが、保健医療に詳しくなくても全然大丈夫でした。
第5章あたりから若干難解でしたが、これ一冊で統計学的手法がほぼ網羅できるという内容になってます。
- 作者: 西内啓
- 出版社/メーカー: 秀和システム
- 発売日: 2011/09
- メディア: 単行本
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統計学用語のほかにも、実用的な内容も充実していて、例えば、相関係数の指標として、
- 0.7より大きい・・・ある程度強めの相関
- 0.3 or 0.4より大きい・・・弱めではあるが相関が見られる
というのはすぐ使えそうです。
著者曰く、統計学とは「経験や勘ではなくエビエンスによって、より間違いの少ない判断」を下すためのものだとか。そのエビデンスを正しく読み解けることが本の目的になっていて、小難しい専門的な知識を省いている分、ハードルはやや低めです。