会場
NHN テコラス株式会社
東京都新宿区新宿6-27-30 新宿イーストサイドスクエア EAST 13階
全体の感想など
今回は EdTech 系のイベントでしたが、教育関係の勉強会は都内でも結構珍しいです。見かけたらなるべく参加するようにしていますが、それでも数ヶ月か半年に一回あるかないかでしょうか。。 特に今回のように、「足が長い」と言われている教育サービスの中でも急成長を遂げている三社のベンチャー企業の CTO が登壇してくれる機会もなかなかレアではなかったでしょうか。
全体的なテーマは「スケール」についてでした。突発的なスパイクや成長に合わせたインフラや技術的な対策など、エンジニアも少ない中いろいろと苦労されているようでした。
そういった教育関連サービスならではの事情やノウハウも非常に有益でしたが、個人的に技術的興味が湧いたのは、アオイゼミ の動画ストリーミング。ライブ配信は HLS / WebRTC とのことでしたが、遅延は 30秒くらいでしょうか。どのように遅延を少なくしているのか、いろいろとノウハウがありそうです。
あと、「PHPer」は「ぺちぱー」って読むんですね。初めて聞きました。
manabo CTO 山下氏
- mana.bo アプリ
- 高単価のサービスなのでスケールの規模感は小さい?
- 1時間プランで 3,500円/月
- 講師数7万人の株式会社トモノカイと提携、Z会グループと資本業務提携(有料ユーザの送客?)
- スパイクが季節要因とキャンペーン要因
- 可能な限りクラウドサービスを利用
- イケてるサービスは TechCrunch(英語版)で発掘
- CrunchBase(Wikipediaライクなスタートアップデータベース)
- StackShare(サービスやツールがどのような技術で開発されているかをチェックできる)
- デモデイ(Demo Day)
- データ分析は、re:dash と Firebase Analytics
- 全エンジニアにデプロイ権限!
スタディプラス CTO 斉藤氏
- 「学ぶ喜びをすべての人へ」
- 従業員数 22名(エンジニア 9名、うちサーバサイド 3名?)
- Studyplus(BtoB)
- 勉強記録を可視化
- 2016年9月現在で会員200万人以上(受験する高校3年生の3人に1人が利用)
- 日本e-Learning大賞、2016 ベスト自己改善アプリ
- Studyplus for School(BtoC)
- 勉強状況をダッシュボードで見れるように
- AWS導入事例:スタディプラス株式会社
- 小難しい?属人化? ⇒ 誰でも構築できるシンプルな設計に!
- サーバ側は Ruby on Rails
- 特に、FatModel 問題、秘伝のタレ問題、クエリチューニングしずらい
- RoR meets DDD でレイヤー分離
- 責務がクリアになってコードの見通しがよくなった
- ファイル数が増える。。
動画ストリーミングサービスのスケーリング事例
アオイゼミ CTO 青木氏
#ed_talks #EdTech Amazon Kinesis 入れて対応 pic.twitter.com/CQVfDIMM2K
— 佐藤 勝彦(TANREN_CEO) (@jrpj2010) December 13, 2016
- 中高生向けオンライン学習塾
- リアルタイムの動画を観ながら、双方向のコミュニケーションが可能
- 5,000円/月?
- ライブストリーミング
- オフィスにオンプレのサーバがある
- (EC2で?)エンコードして CDN(CloudFront & Akamai の二段構え)で配信
- CloudFormation Template で一式構築可能
- ライブストリーミングが始まると急なバースト
- APIアクセスの遅延対応として、Amazon Aurora 導入!
- Aurora の Reader Endpoint を利用。オススメ
- APIアクセスの遅延対応として、Amazon Aurora 導入!
- ログ保存は Kinesis を使ってストリームデータを保存
- Firebase Analytics + BigQuery でデータ分析
- re:dash も使ってる?
- エンジニア5名?