先月行ってきた教育関連のセミナーのメモを忘れないうちに。
「教育ITソリューションEXPO 2014」(2014.5.21)
まず、専門セミナーに参加。
国境を越えたオープン教育が大学のあり方を変革する
日本オープンオンライン教育推進協議会 福原美三事務局長
- JMOOCのロゴは、昇っていく太陽+富士山
- 「日出づる国からの情報発信」を意味している
- MOOCのキーワードは、「大規模データ分析」(膨大な学習データから知見を得る)、「Learning Analytics」
- 日本では、学習コミュニティ形成の壁がなかなか越えられなかった
- MITの教員の半数以上が(他の教員の)オンライン講義を使っている、生徒の9割も使っているという衝撃
- 国際コンソーシアムメンバーから見ると、スペイン・ポルトガル圏が結構活動的というのが特徴
- JOCWは組織数が頭打ちになってきている⇒オープンなコースがリニアにしか増えていない
- MOOCはOCWとは異なり、スケジュールされたコンテンツを提供し(コントロール)、モチベーションが続かなかった人にプラスになるように
- Courseraに提供した東大のコース(村山先生、○○先生)はそれぞれ4万人強の受講者
- edx本家には京都大学が講座を提供
- 特にCourseraで、よりグレードの高いCertificateを認める動きが
- MITxの登録者数は最大16万人、平均4〜5万人か
- MITxでは、学習者の特性ごとのデータ集計を出せるツールがある??
- ヨーロッパでも、英 FutureLearn、仏 FUN、スペイン miriada が立ち上がっている
- FUN は open edX を使っていて、国が支援
- 大学にとっての MOOC の意義・メリットとは?
- ブランディング
- 学生募集。高校生にもリーチできる(MITでは反転授業での実績あり)、留学生もターゲットに
- 教育の質向上。学習ログデータの活用、公開することのサイドエフェクトとしての向上も
- 社会貢献
- MOOCの修了証には期待している人が多い(モチベーションが上がる、キャリアに必要、自己PRの順)
- オンラインでのディスカッションは6割必要だと答えたが、ミートアップに参加したいのは約4割
- 女性のトップは栄養学、男性は経済学・経営学・マーケティング
- 男性は60代になると趣味・教養側へシフトするが、女性は変わらない??
- JMOOCのミッションステートメント
- JMOOCでは「100校プロジェクト」。300コースを目指す
- gacco
- 全体の平均年齢は46歳、男性7割
- 本郷先生は10代が多い(反転学習の無料枠の影響?)
- 反転学習は13〜81歳まで約90名で、2週に分けて行われた
- 全体では登録者数は5万5000人を突破、本郷先生は2万人(修了率は15%くらい)
- 日本ではモバイルからの利用が24%、タブレットから11%利用されていて、海外より結構多い(と思う)
- 教育は、言語・文化・国民性との相関が強いので、アメリカの模倣がベストとは限らない
- 高等教育機関・企業の背景・現状・形態が異なるので、日本独自のフォローが必要
その他企業ブースで気になったところ
その後、企業ブースをいろいろ回ってきました。
中でも気になったのが、この二つ。
「Robuskey STUDIO」
クロマキー合成をするソフトウェア。Robuskey for Videoと同じ?
http://www.nationalphoto.co.jp/software/006.htm
http://www.isp.co.jp/products/robuskey/movie/index.html