主催
会場
東京都新宿区新宿6-27-30 新宿イーストサイドスクエア13階
NHN テコラス株式会社
オフラインからオンライン動画へ!Cchannelが描く未来のメディアの理想像
登壇者:三枝 孝臣氏(Cchannel)
- 前職日本テレビ
- Huluの立ち上げにも関わる
- テレビは年齢層が上の人たちが見ている
- この2年は、ファーストウィンドウがスマホ、セカンドがテレビになってきている
- もうTVをだらだら見る時代じゃない。細切れにしよう!
- アメリカ、テイストメイドのアプローチ
- 食動画
- 動画配信専門の製作会社
- アメリカでは、オリジナルコンテンツを動画配信プラットフォームに向けて作る製作会社の動向が重要に
- ソーシャルプラットフォームを使った新しいアプローチ
- Now This!
- 脱プラットフォームメディア
- 一つのコンテンツをそれぞれのメディア向けにバラす
- Share is all!
- これからの動画ビジネスの主役はモバイルに!?
- タブレットが日本で伸びないのは、通勤状況が原因ではないか??
C Channelの取り組み
- 映像業界の課題
- 遅い、コストがかかる
- 高品質でスピードを早く、大量に
- 1分動画
- 今話題の縦動画。世界は縦動画へ
- YouTube、Instagram も縦画面OKに
- 動画を作ったら、テキストデータを一緒にアップできるのが C Channelアプリの特徴
- 何がコミュニケーションを生み出すコンテンツなのかが問われる時代
秦基博のオリジナルPVとかも発信してるっぽいです。
www.cchan.tv
狩猟社が2015年にやった動画実験!海外でも100万再生される動画を作るまでのプロセス
登壇者:イセオサム氏(狩猟社)
- 日本テレビでズーミンに入ってた!
- 株式会社ハロの共同経営。bokete のスマホアプリを運営
- バイラルメディア VIRATES を運営
- 現在は、狩猟社とオモロキ
- 今年は 150本の動画を作り、YouTube上で再生回数320万回
- VIRATES✕動画で、メディアパワーを使ってスケールを狙う
- HOW TOモノを、動画でおもしろく
- 一瞬でTシャツをたたむ方法
- 記事PV38,000回で再生25,000回
- 課題は、記事と比較すると圧倒的に制作費が高い
- 内製チーム+外注テレビマンチームで大量製作することに!
- 内製チームは3ヶ月で100本出して実験してみた
- 外注チームは50本制作するも、スピード感・コスト感が合わず、途中で断念
- 動画を作った後に、どうやって事業にするか?が課題
- バイラルにフォーカス!
- 『自慰戦士テンガマン』公式サイト
- 予告編・本編で100万回再生を突破
- でも、どうやって事業化するの?
- バイラルしない理由
- 企画が面白くないから?(インターネット的に)
- 質が低いから?
- プロモーションしてないから?
- 7つのコツ
- 1. 面白い企画を考える。「インターネット的に面白い」が大事
- 2. シェアされる理由を考える
- なぜシェアするのか?→人間の感情がある一線を超えたときに自分以外の誰かに言いたくなる(度を超えているもの)
- 3. ファンとのコミュニケーション
- どこが震源になっているか?などを調べて、手動でフォロー
- 4. メディアともコミュニケーションする
- 国内外ともに、魅力あるニュースとして動画を伝える
- 5. プラットフォーム戦略を考える
- 見せたい人はどこにいるのか?
- ニコニコ生放送、Facebook、Youkuも利用
- 6. トラフィック構造を考える
- 瞬発力(バイラル)⇔じわじわ力(検索、ファン)
- HHH戦略ベースで考える
- 7. ローカライズする(海外を狙う場合)
- サイト多言語化、YouTube字幕、YouTubeコメント、PF対応(中国ではYouku)
- HHH戦略
- コンテンツを3種類に分ける
- Hero(バイラル), Hub(ブランドのファンに対して定期的に配信するファン向け動画), Hygiene(コアターゲット向け)= Help
- メディア+HOW TO動画=Help
- ファン向け動画大量生産=Hub
- バイラル動画=Hero
- 狩猟者の動画制作パッケージ
- 2015年は動画元年だった?
- 動画広告、10代向け YouTuber は認知を得た
- コンテンツがまだ来てない?? Netflix, Hulu, ...
- テンガマン2 12/24公開!
- 自分の経験から、尺は短いほどよいとも限らない、というのも分かった
- 一方でコミュニケーションのネタであれば、短ければ短い方がよい?とかはあるかも
オンライン動画最前線(仮)
登壇者:山田 雄介氏(メタップス)
- グローバル ✕ 動画を科学する
- アプリ数が急増して、レッドオーシャン化している
- 上位ランクインしているのは、ほとんどIPタイトル
- 上位100アプリ中、TVCMをしているものが75タイトル
- オリジナルタイトルでは想定月商2億円、IPタイトルでは1億円でTVCMを実施する傾向
- TVCMを打った後に、成功(売上上昇もしくはセールス上位ランキング)しているのは 6割程度??
パネルディスカッション
Q. 動画は何のために活用されている?
- 映像と音とでインパクトを与えられる。表現の手法として(イセ)
- 情報量が多いから。(三枝)
- 使ってる人からすると、動画を撮ってみようというのがだんだん普通になってきている。(三枝)
Q. 動画の効果検証は?
- 再生数と時間を定量的に、TwitterとかFacebookのシェアの文言を定性的に分析。バズフィード(イセ)
- 連鎖の間に何が起こったのかは知りたい。(イセ)
Q. 再生数を伸ばすコツは?
- サビから入る(サビ頭)。(三枝)
- 最初の5秒で下落率がある。引っ張って引っ張ってがなかなかできない。YouTuberは固定ファンがあるからそれができる(イセ)
Q. 動画はタレントなの?クリエイティブなの?
- タレント性がある人はやっぱり強い。(イセ)
- 2017年くらいまでは「人」が続くかも? YouTuberも作るのは大変。(三枝)
- クリエイティブはチーム戦。人の場合はそれができないので、いつまでもつか。クリエイティブサイドに今後は移っていくのでは。(三枝)
Q. TV動画とWeb動画の違いは?
- 場所。後ろにいる人がぜんぜん違う。(イセ)
- 視聴環境が違う。TVは「付いてる」という感覚で視聴されている。ながら視聴されている。邪魔にならなさ加減がTVに向いている?(三枝)
- せっかちな人はTV見れない。(イセ)
- 編成をされたものを見るというのが無くなる。見たいものを見る、という流れに。そうなると、不可逆的に戻ってこない。(三枝)
Q. 注目している動画関連のサービスは?
- 人の感覚をデータ化・可視化していくサービス(イセ)
- Now this!みたいなサービス。オマケで動画が付いてくる Amazon Primeはすごいなと思う。(三枝)
- 動画で検索流量ができると一気にブレイクする(三枝)
Q. 今後のユーザーの方向性は?
- 人間は面倒くさがり。テキストが面倒くさくなった人たちが写真をInstagramを使って、それが動画になってきた。
Q. 日本独自の動画産業の動向は?
- アメリカの方が2〜3年早いと言われているが、ツボが浅い。日本はコンテキスト重視でよっぽど刺さらないと流行らない。(イセ)
- アメリカは動画産業がハリウッド。多民族というのもある。(三枝)
- アメリカ人は軽いノリでシェアしてくれるカルチャーがあるが、日本人は見え方を気にする。(三枝)
- 中華圏のマーケットはこれから必ず大きくなる。(三枝)