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「ソース 〜あなたの人生の源は、ワクワクすることにある」を読んだ

Kindleオーナー ライブラリー(プライム対象商品)のおすすめランキングでこの本が一位だったので、読んでみました。ちなみに紙の本は、1999年発売でした。


ソース?あなたの人生の源は、ワクワクすることにある。

ソース?あなたの人生の源は、ワクワクすることにある。


この本に書かれている内容を無理やり一言にまとめると、「心からワクワクすることを、同時に全て実行しましょう」となるでしょうか。

やる順番や優先順位をつけずに「同時に」「全て」実行するのがポイントらしいのですが、では何故「同時に」「全て」実行する必要があるのでしょうか? それは、「ソース」=「ワクワクの源泉」=「その人らしさを形成する生きる意欲の源」なので、やりたいことを一部でも疎かにしてしまうと、自分らしさが欠けてしまい、輝きが損なわれてしまう、というのです。バランスの取れた一貫性のある生き方を自分自身で計画し、それを実践する、というのがまさに人生そのものである、という考え方なのです。


やりたいことだけをやってお金の心配はどうなの?と思ったりするのですが、やりたいことをやってて不幸になるなわけないでしょ?という考え方をするようです。お金は(生活レベルを下げるなどすれば)何とかなるだろうし、むしろ活気のある生活をしていれば仕事は向こうからやってくる、と。

しかしながら正直なところ、仕事は向こうから・・の下りには論理的な根拠や説得力が乏しく、若干もやもやしてしまいます。


基本的には、ワクワクドリブンでいけばよいというシンプル思考でもよいのですが、細かい心構えも書かれています。

  • 誤った社会通念を鵜呑みにしない
  • やる気が起きないときは、先延ばしにしてもよい(潜在意識に従う)
  • 小さな一歩を踏み出す
  • 目標を立てず、進む方向だけを決める(目標には不自然さ・敗北感・罪悪感が伴う)

などなど。


さらに著者は、「ワクワク」を中心に考えるだけではなく、「バランス」を取ることの重要性についても説いています。細かく言えば、「自分」「家族」「友人知人」「学ぶこと」「社会との関わり・社会貢献」「社交」「レジャー」「体の健康」「心の健康」「財政」の十分野のバランスをなるべく考慮せよというもので、「ワクワク」と「バランス」の両輪が大切だと言っています。ワクワクするものに一心不乱、無我夢中だけではダメ、ということでしょうかね。


いずれにせよ、言い訳せず、自分の生きたいように生きるという態度(決意)が大事だということです。