なるべく短期間で、しかも初受験でも800点オーバーを取りたいと考えている方のヒントになればと思い、社内のブログにアップしていたものを加筆修正してこちらに再アップしてみました。
当時はTOEIC初受験に加え、TOEIC向けに本格的に勉強した期間は実質1ヶ月だけでした。
ただそれまでに、Skype英会話で英語の勉強は半年間ほど続けていました。
結論として、オススメする勉強法は、
- 目標スコアを決める
- 教材を選ぶ
- 英単語・リスニングは少し前から継続してやり始める
- TOEIC向けのテクニックは直前の1ヶ月で詰め込む
という進め方がよいのではないかと考えています。
(なお、私はできなかったのですが、「目標スコアを決める」ときに、まず公式問題集を受けて現在の自分の英語レベルを知る、というのはすごく効率的だと思います。)
以下に、時系列で勉強法を紹介していきます。
6ヶ月前
Skype英会話(オンライン英会話スクール):Langrich(ラングリッチ)
これをやり始めたきっかけは、本当にたまたま見かけたネット広告。2回までタダだからと気軽にレッスンを試してみて、「これが1回あたり約170円としたら激安やな~」と感じたので、少し続けてみようかという軽い気持ちで始めたのです。
プランは、1ヶ月4,980円で一回30分(実質25分)のレッスンを1日1回まで受け放題、という「リッチプラン」。やればやるほど一回当たりのレッスン料金が実質安くなるという定額制プランなので、とにかく「毎日やろう」というモチベーションを保つことができました。
Skype英会話で、リスニング力(+スピーキング力)が相当鍛えられました。TOEICにはスピーキング力は必要ないのですが、英語を勉強するモチベーションを持続するためにはこの方法はすごく自分に合っていたと思います。
先生の能力や教え方はバラバラで、レベルもそこまで高くありません。
自分なりのコツは、「朝イチの時間帯を早めの予約でキープ」「いい先生を見つけたら、ずっと同じ先生を予約し続けるべし」「若い人よりも、盛り上げ上手なおばちゃんを狙え」というのがポイントだと思います。
最初の頃は、嫁曰く「あぅあぅ」としかしゃべれてなかったらしいです。。
試験までの6ヶ月(約180日)で175回のレッスンを受けました。ほぼ毎日ですね。
結局、ラングリッチは試験後もやり続け、総レッスン回数は13ヶ月で361回にのぼりました。
3ヶ月前
TOEIC受験を決意したのは、試験の約3ヶ月前。
でも当時は、そもそも何点を目指したらいいのかも分からない状態で、「満点って何点なの?」という感じでした。
調べたところによると、満点は990点で、「相対配点制度」という配点システムを採用しているとのこと。複雑なシステムなので詳しくは分かりませんが、同じレベルの人が違う時期にTOEICを受験してもなるべく同じスコアになるように工夫されているとのこと。(それでも、試験やその日の調子によって100点くらい前後するのは当たり前らしいですが。)
TOEIC公開テストは、年9回(1・3・5・6・7・9・10・11・12月)実施されます。
また、公式サイトによると、TOEICのスコアと英語レベルの相関関係はこんなイメージらしいです。
引用:TOEICスコアとコミュニケーション能力レベルとの相関表(PROFICIENCY SCALE)
参考として、こんなスコア比較サイトもありました。
http://www.eigotown.com/jobs/special/toeic_score/toeic_score.shtml
ということで、初めての受験でしたが、目標スコアを「どんな状況でも適切なコミュニケーションができる素地を備えている」という「730点」に設定することにしました。
最初に目標点数を設定するのはとても重要だと思います。これから説明する「教材選び」にも大きく影響するからです。
そこでまず買ったのが、「TOEIC スコア別&パート別 テスト完全ガイド」。
これはズバリ、教材選びのための本です。
ブックストアのTOEICコーナーに行くと、「TOEIC対策」と名の付く教材が棚から溢れんばかり並んでいて何を買っていいやらさっぱり分からなかったので、まずは教材選びの本からスタートすることにしたのです。
2ヶ月前
新TOEIC TEST 出る順で学ぶボキャブラリー990
教材選びの本を吟味した上で、最初に買ったのがこの単語帳です。
理由は、上記のベスト教材で、単語帳部門一位になっていたのと、大昔の大学受験の頃に比べて語彙がかなり減ってしまっていることをフィリピン人との会話の中でも実感していたので。
あと、勉強のやり方次第で、目標点数である「730点」以上のスコアが目指せるのも、この本がいいと思う理由です。
試験本番までに、20回ほど繰り返し読んだでしょうか。
実際に試験に出てきた単語も多くて、さすがナンバーワンは伊達じゃないな、と感じました。
1ヶ月前
1駅1題 新TOEIC TEST 文法 特急
本格的にいわゆる「試験対策」を始めたのは、試験の1ヶ月前です。
と言っても、年が明けた 1/7(日)からスタート。試験日が 1/29(日)なので、3週間しかありませんでした。
この本は、ベスト教材で、ベスト・オブ・ベスト教材になっていたので是非試してみようかと思ったので。
文法問題(Part5, 6)に絞った問題集なのですが、一つひとつが短くて、5分くらいで1問ずつ解いていくというスタイルが、スキマ時間を使って勉強するスタイルのサラリーマンにピッタリです。
これは、試験一週間前くらいまでに二往復しました。
2週間前
新TOEICテスト 直前の技術
これもベスト教材の上位に入っていた、TOEICに特化した「テクニック本」です。11日間でPart1~7が網羅できるという、非常にありがたい本なのです。
この本は何が素晴らしいかというと、この本を全部読むと「難解な問題をテクニックでかわす」ことが覚えられ、問題に対する恐怖心がなくなり、(いい意味で)「根拠のない自信」が出てくるということ。「よっしゃ、どんな問題でも来いや!」みたいな(笑)。
このテクニック本は、試験本番の前日の夜1時までかかって、付属の模試まで終わらせました。
1週間前
公式問題集も試験直前に慌ててやりました。
公式問題集は2冊(1冊に試験2回分)持っていたのですが、時間がなかったので実際にこなせたのは一回分だけ。模試をやり、答え合わせをし、復習するのに、最低でも1週間はかかってしまうので、一回分しか時間が取れず。。
もっと計画的に、早くから本格的な試験対策を始めておけばよかったと、後悔でした。
あと今回失敗だったのは、試験前日の夜中2時までずっと、試験勉強をしていたこと。
やはり、試験前日は早寝をして、当日、頭をスッキリさせないといけないですね。
試験の途中に少し頭がぼーっとしてしまっていました。
結果発表
な、なんと。
リスニング400点、リーディング410点で、810点でした!
今回は730点を目標に勉強していて、実際にテストを受けた感覚では750点くらいかなぁと想像していたので、正直びっくりでした。まあ、運も実力の内ということで。^^
その他
最後に、上記の他に使っていたアプリなどを紹介します。
実際に使っていた、VOA(VOA Special English)のニュースリーダーアプリです。
通勤時間はこういうアプリを使って、リスニング力を日々強化していました。
他のアプリと連携させて1~2倍速とかで流せたので、耳を慣らすのにちょうどよかったです。
TOEIC presents English Upgrader
TOEICの公式アプリです。
ひと通り全部やってみました。
よく出来たアプリだと思います。タダですし、やらない手はないでしょう。